失敗しない信用取引術

信用取引で失敗できないワケ

信用取引は資金を借りて株取引の規模を拡大させるだけではなく、株を借りて空売りできるということから大変有用性が高い取引手法であると言えます。しかし、株取引において利益が出る可能性と損失が出る可能性は表裏一体です。従って、信用取引は現物取引よりもハイリスク・ハイリターンであるとも言えます。
利益と損失の規模という観点から見ると、株価はいくらでも値上がりする可能性がある一方で1円以下にはならないため、現物取引の損失額には一定の限界があります。これに対して信用取引の空売りの場合は株価が値上がりすると損失となるため、理論上その損失額は無限であるということになります。即ち、信用取引は現物取引とは比較にならないほど「失敗してはいけない」株取引であるとも言えます。その運用には「失敗しない運用術」が必要になってくるのです。

信用取引で利益を出そうと思ってはいけない!?

信用取引で失敗しないために必要な運用術として真っ先に思い浮かぶのは、やはりシステムトレードでしょう。過去の綿密なデータに基づいて運用を行えば、信用取引で大幅な損を出すことは少ないでしょう。しかし、システムトレードを運用するためには、どんな不利な状況でも必ず取引を行うという頑強な精神力と膨大なデータを扱う地道さとともに、現況の経済状況に即座に対応する柔軟さも必要になってきます。
一方で、信用取引を現物取引で生じる損失を埋め合わせるための補助的な手段として用いたり、事情によって売ることができない銘柄の利益を確定するような運用の仕方を心がければ、信用取引で大きな損失をかぶるということは無くなります。どうしても信用取引で失敗したくない人は、信用取引で無理に利益を出そうとは考えず、リスクコントロールなどの資産管理のツールの一つとして運用すると良いでしょう。